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Toulouse-Lautrec

トゥールーズ・ロートレック & アート

1883 年、伯爵夫人のアデエール・デ・トゥールーズ=ロートレックは、ベルデレーの巡礼地に近く、レスピシュド城に従妹のマダム・パセケールがいたことから、マルロメを購入します。そして、夫アルフォンスとの放浪生活では得ることができなかった心のすがすがしさと落ち着きをこの場所に見いだします。シャトーの買収は、その再発見された自由を象徴しています。

ただ、夏にはマルロメに戻り、ワインブドウの収穫期までマルロメに居て、その作業風景をデッサンに描いたりしていました。彼はアジサイに囲まれた母親を描きます。夏の間はマルロメの家が彼のアトリエとなります。今でもその跡が家の壁に残っています。そこで母親の暖かな愛情やマルロメから近いシャトー・ドゥ・レスピドの従兄弟たちに囲まれて過ごしました。

マルロメは彼の避難場所であり、1901年9月9日、この地で37歳の生涯を終えました。

 

 

Toulouse-Lautrec

特異な芸術アプローチ

マルロメは、アンリ・ド・トゥールズ・ロートレックの作品にインスピレーションを与え、そして彼の心を語る場所です。身体機能の制限や苦痛や恋愛における悲しみなど、身体的なハンディキャップを持った彼は、絵を描くという行為の解放感でそれらの問題を昇華させようと努めました。

アンリ・ド・トゥールズ・ロートレックは、19世紀末の社会に対して深い人間的な眼差しを向けます。彼は時代を見つめ続け、人生という喜劇の中のあらゆるグロテスクで悲劇的なものを超越します。

彼は、彼自身が運命という理不尽な審判の犠牲者であったため、人を裁こうとはしません。彼のデッサンや絵画は生きることの難しさをそのまま描いています。彼は社会という仮面の背後に隠された存在の真実を見ています。

彼は、彼の容姿により余儀なくされた距離を保ちながら、人びとの生き様を遠くから見ています。研ぎ澄まされた感受性を持つ彼は、彼のように疎外された人たちを完全に理解することができました。

経済的な苦労がなく、自由な精神を持つ彼は、アカデミックな絵画という既成概念から絵画という言葉を解き放ち、絵画の世界に自由な息吹を与え、それを今日への遺産として残しました。世紀末の騒然とした雰囲気の中で時代の先頭に立ち、絵画芸術の革新に貢献しました。

 

 

ガイドツアー

トゥールーズ・ロートレック

アンリ・ド・トゥールズ・ロートレックの邸宅見学のガイドと彼の作品の保管作業はシャトーのガイドPauline Leclercqにお願いしています。

19世紀後半の貴族の邸宅内を見学いただく際に、ベルエポック、売春宿やキャバレーの世界の目撃者であり、また当事者であったロートレックが後世に残した多くの作品についてご解説します。
2020年の新着情報:これまでになかったルートとオリジナルな展示でトゥールーズ・ロートレックの作品をご鑑賞ください。幼年期のスケッチや多数のリトグラフィーを専用室に展示し、充実した内容となっています。

個人、団体、学校まで、皆さまのお越しをお待ちしております。

予約情報、開館時間、料金

 

 

現代芸術

東翼の広いフロアの全体が現代芸術のために使われています。その広い壁が適切な保存条件で作品を展示するための最適な空間を提供してくれます。

中央の空間により分けられた南側のギャラリーは、ロートレックの私的な空間となっており、トゥールズ・ロートレックの作品(レンタルまたは取得)が展示されています。

この場所の歴史と一貫性を持たせることに配慮し、シャトー・マルロメのプログラムを決めました。よって、以下の3原則に従い、プログラムは策定されています。

まずはじめに、アンリ・ドゥ・トゥールズ・ロートレックが扱ったテーマと共通するテーマを持つ作品のアーティストを選ぶ。

アジア出身アーチストを選ぶ。アンリ・ド・トゥールズ・ロートレックは日本の浮世絵を心から愛していました。彼の単純化に対する嗜好と大胆な構図は浮世絵から学んだものです。シャトー・マルロメのオーナーファミリーがフランスとアジアの血を引いているということも、このアジア贔屓になんらか影響を及ぼしているかもあるかもしれません。

最後に。シャトーの歴史と地方の文化的遺産も重要な研究と探求の一要素です。例としては、ブドウ栽培、近隣にあるヴェルドレ巡礼、16世紀にドメーヌを作ったロステギー・ドゥ・ランクル家の歴史などです。

 

 

RÉTROSPECTIVE

EMERIC CHANTIER

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PRUNE NOURRY

26.06.2019 -

PIERRE CHAVEAU

16.04.2019 -

ANGÉLIQUE DE CHABOT

06.10.2018 -

TADASHI KAWAMATA

07.07.2018 -

JÉRÉMY DEMESTER

21.04.2018 -

荒木 経惟 / 森山 大道 展

01.08.2017 -

シャトーマロメのアートギャラリーで、コンテンポラリーアートの新しい展示をご覧ください。 Decorumは、植物や合成素材で作られた野生の家畜を強調し、泡の中にいるような錯覚を与えます。エリックシャンティエの作品は、人間、動物、自然の永遠の対話に疑問を投げかけ、シャトーマロメが生計を尊重する責任ある取り組みに身を投じたいという願望を反映しています。

 

 

プリュンヌ・ヌーリー(1985年パリ生まれ)の作品は、アジア、特に先端技術(胎児の性別を特定する超音波)を性別を選択する目的に利用する中国、インドにおける女性不足を警告してきました。 シャトーのギャラリーには、ロートレックのデッサンを連想させるチョークの山を通る小道が配置され、「Holy Daughters」や「Terracotta Daughters aux moules de la série Process」等の作品の間をすり抜けることができます。

 

 

デッサン、絵画、記号など、ピエール・シャヴォー(1944 年生まれ)は、アルチュール・ランボーが祝福した「アジュール・ノワール」の囚人たちのイメージを、視覚的に表現し、その中で 2 人の画家は会話を続けています。フェルメール、ホッパー、ダ・ヴィンチ、ヴェラスケス、ボナール他の作品もご鑑賞いただけます。

 

 

アンジェリック・ド・シャボ(1988 年生まれ)がついに生き物たちを解放しました。彼女の作品は、空想上の奇妙な動物に生命を与えています。甲殻類、羽と絹の毛皮をもつ獣は、希少な怪物、トーテム像、魔除けのような混種の生き物です。神秘的アニミズム、精神不滅、神聖の持続、これらがいかに人生の中で具現化されているかを物語っています。彼女の作品は、古代の霊が宿る「崇拝または冒涜的な神々」。

 

 

川俣正( 1953 年生まれ)は、シャトーギャラリーに新しいインスタレーションを展開しました。彫刻と建築の間の木で作られた彼の作品は、一見壊れやすく見えますが、建築法の直感的で学術的な科学を明らかにしています。常に特定の場所に応じて実現され、個人的な詩のように他の視点を生み、鑑賞者を夢に誘います。

 

 

ジェレミー・デメスター( 1988 年生まれ)は、シャトーのシンプルなボリュームを利用し、実験的な手法を提案しています。油絵、青銅、抽象、象形は、風景の光が形を与える潜在的な道具、ライフイベント、秘伝的な精神を明らかにしています。美術史、特に古代の彫像から発想を得た彼の作品は、時代を超えて生き残ることができるイメージを疑問視し、エピナルを転換しています。

 

荒木 経惟(1940 年生まれ)と森山大道(1938 年生まれ)は、優しく暗いまなざしを人間性にそそぎます。彼らは、そのすべての側面で人生の流れを生命と非生命の両面で捉え、メメントモリを確立します。この第1回展では、今日の世界、特に現代日本について、親密な偶然の存在を明らかにすることに焦点を当て、来館者に二重の視点を提供しています。見学コースは自然に、都市から若者、人々に、ダンスから女性に、花から死へと謎解きのように1つのテーマから別のテーマへと移ります。